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松山映画祭 ラウンド3
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
スペシャル・エクステンデッド・エディション(260min) 3本で延べ12時間弱にわたる死闘も完結。 王の帰還は何回観ても良いわー 古い映画だからネタバレもくそもないけど、 以下で激しく最後ばらしてますんで一応注意。 かなり長文になってしまいましたんでその辺も注意。 まずはミナスティリスの外観や烽火のシーンで 映像のスケールに圧倒される。 で、二つの塔の攻城戦を上回るゴンドールの戦闘シーン。 バカ親父(デネソール)死んだ―――(゚∀゚)―――!! ローハンアタックまたキタ―――(゚∀゚)―――!! お化け軍団強すぎて萎える―――(´Д`)―――!! とまぁ観た事ない人には意味不明だね。 分かる人だけわかって頂戴なw ここまででも並の映画に比べりゃ十分凄いんだけど クライマックスはまだこれから先ってのが凄い。 はっきり言ってここからが本番。 心身ともに衰弱しきったフロドを担いで滅びの山を登るサム。 アラゴルンを先頭に「フロドのために」と1万のオークに 突撃する旅の仲間達。 もう本当に絶望的な描写のオンパレード。 それなのにっ!そこまで泣かせる演出連発させといて 滅びの山で“The Ring is mine!!”ってやっちまうフロド。 原作を知らない俺は初見の時は本気で驚いた。 >えええぇ!ここまで来て、ここまで引っ張ってやっちゃうの!? >サムよ、もうこのヘタレごと火口に突き落としちまえ! って思ったのが初めて見たときの感想。 実際、公開当時は「サムこそ真の主人公」って意見が多かった。 今回はストーリーが頭に入ってるのもあってフロド中心に観た。 初見の時は良く分かってなかった部分がけっこうあるな。 フロドが指輪の魔力に蝕まれていく様子も痛いくらい 良く伝わってきた。 フロドだからボロボロになりながらここまで来れた。 アラゴルンやファラミア、ガンダルフでさえ不可能な役目なんだよな。 そして感動のエンディング。 指輪は破壊され、アラゴルンはゴンドールの王に即位し 世界に平和が訪れたのでした。 めでたし×2・・・・・・では終わらない。 世界は救ったものの最後の最後で指輪に屈したフロド。 自分の千切れた指を見るたびにその事実を突きつけられる。 自ら救ったはずの世界で心の安らぐ己の居場所を失ったフロドは 旅の仲間達と永遠の別れを告げ、この世界を去るのでした。 切ない。切なすぎる。 フロドの別れのシーンは観客とこの映画の別れのシーンでもある。 >3年間に渡り付き合ってきたこの映画が本当に終わっちまうんだ って気持ちと合い重なって涙が止まらない。 万感の思いを胸に、溢れる涙もそのままに最後までエンドロールを観た。 王の帰還を初めて見たときのそんな感動を思い出した。 リアルタイムで見れた自分は幸せ者だと思う。 (1作目は二つの塔公開直前にレンタルで見たけど) 俺の中では生涯のお気に入りと言っても過言ではない映画です。 かなりしんどかったけど、今年の映画祭で久し振りに3本とも スクリーンで観られて良かった。
by aquarius04
| 2006-10-02 23:15
| 日記
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