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by aquarius04
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松山映画祭 ラウンド3

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
スペシャル・エクステンデッド・エディション(260min)

3本で延べ12時間弱にわたる死闘も完結。
王の帰還は何回観ても良いわー

古い映画だからネタバレもくそもないけど、
以下で激しく最後ばらしてますんで一応注意。
かなり長文になってしまいましたんでその辺も注意。

まずはミナスティリスの外観や烽火のシーンで
映像のスケールに圧倒される。
で、二つの塔の攻城戦を上回るゴンドールの戦闘シーン。

バカ親父(デネソール)死んだ―――(゚∀゚)―――!!
ローハンアタックまたキタ―――(゚∀゚)―――!!
お化け軍団強すぎて萎える―――(´Д`)―――!!
とまぁ観た事ない人には意味不明だね。
分かる人だけわかって頂戴なw

ここまででも並の映画に比べりゃ十分凄いんだけど
クライマックスはまだこれから先ってのが凄い。
はっきり言ってここからが本番。

心身ともに衰弱しきったフロドを担いで滅びの山を登るサム。
アラゴルンを先頭に「フロドのために」と1万のオークに
突撃する旅の仲間達。
もう本当に絶望的な描写のオンパレード。

それなのにっ!そこまで泣かせる演出連発させといて
滅びの山で“The Ring is mine!!”ってやっちまうフロド。

原作を知らない俺は初見の時は本気で驚いた。
>えええぇ!ここまで来て、ここまで引っ張ってやっちゃうの!?
>サムよ、もうこのヘタレごと火口に突き落としちまえ!
って思ったのが初めて見たときの感想。
実際、公開当時は「サムこそ真の主人公」って意見が多かった。

今回はストーリーが頭に入ってるのもあってフロド中心に観た。
初見の時は良く分かってなかった部分がけっこうあるな。
フロドが指輪の魔力に蝕まれていく様子も痛いくらい
良く伝わってきた。
フロドだからボロボロになりながらここまで来れた。
アラゴルンやファラミア、ガンダルフでさえ不可能な役目なんだよな。

そして感動のエンディング。
指輪は破壊され、アラゴルンはゴンドールの王に即位し
世界に平和が訪れたのでした。
めでたし×2・・・・・・では終わらない。


世界は救ったものの最後の最後で指輪に屈したフロド。
自分の千切れた指を見るたびにその事実を突きつけられる。
自ら救ったはずの世界で心の安らぐ己の居場所を失ったフロドは
旅の仲間達と永遠の別れを告げ、この世界を去るのでした。

切ない。切なすぎる。
フロドの別れのシーンは観客とこの映画の別れのシーンでもある。
>3年間に渡り付き合ってきたこの映画が本当に終わっちまうんだ
って気持ちと合い重なって涙が止まらない。
万感の思いを胸に、溢れる涙もそのままに最後までエンドロールを観た。

王の帰還を初めて見たときのそんな感動を思い出した。
リアルタイムで見れた自分は幸せ者だと思う。
(1作目は二つの塔公開直前にレンタルで見たけど)

俺の中では生涯のお気に入りと言っても過言ではない映画です。
かなりしんどかったけど、今年の映画祭で久し振りに3本とも
スクリーンで観られて良かった。
by aquarius04 | 2006-10-02 23:15 | 日記
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